捕えられた吸血鬼






「…アメリアはさ、クラウスのことが好き?」




「………へ?」



ノーマンの突然の質問に思わず間抜けな声が出てしまった。



…急に、どうしたの?



「……なんで?」



首を傾げるど、ノーマンは笑みを浮かべ、前へと歩き出す。



「別に深い意味はないよ」



まぁ、アメリアの場合、好きと言ってもlikeの方だろうし……とノーマンはボソッと呟くが、ノーマンの質問に考えていた私は聞こえてなかった。




深い意味は…ないのか。


確かにクラウスのこと、好きと言えば好き。



あんな意地悪で容赦ないけど、その中には優しさもあって、嫌いにはなれない。




それに…クラウスは私にいろんなことを教えてくれた。



屋敷では経験できなかったことを、クラウスはしてくれた。



私にとってクラウスは……ずっと一緒にいてほしい人。