「さすがのアメリアも花は知ってるね」
「むっ、バカにしないでよ。花は屋敷のあっちこちに飾られているんだから」
「…なんか、アメリアの話を聞くと、お嬢様っぽいよね」
「お嬢様?」
……お嬢様って、お金持ちの娘って感じだよね。
この前、テレビであってたのを観た。
…だけど、私はそんなんじゃない。
あの屋敷に住んでいるのだって…
きっと、純血だから…
もちろん、両親のおかげもあるけど…
……純血だから特別扱いされているという方がしっくりくる。
「私は別にそんなんじゃない。ただの生き物だよ」
「ははっ、生き物って…そりゃあそうだけど」
他に言うことあるでしょ。と笑うノーマン。
ノーマン笑いすぎだし!
だって、吸血鬼って言えるわけないし、かと言って人と言うのも、何だか微妙なんだもん。
じゃあ生き物しかなくない?
そう思っていると、ノーマンははぁ…と息を吐く。


