捕えられた吸血鬼







ノーマンはクスクスと笑いながら、私の頭に手を乗せる。



「ごめんごめん。でも本当に疲れたら遠慮しないでちゃんと言ってね」




ノーマンは優しい笑みで私にそう言ってくれる。


相変わらずノーマンは優しい。





それから私たちはシアンさんの家に辿り着くまで、ノーマン自身について話を聞く。




「俺はさ、この仕事をする前までは店の手伝いをしてたんだ」



「店の手伝い?」




「そう。俺の故郷は王都の近くにある小さな村で、実家は花屋をしてるんだ」




「花!?ノーマンの家ってお花屋さんなんだ!」



花っていいよね。
花を見てると癒されるもん。