捕えられた吸血鬼






「ごめんアメリア、またちょっと歩くけど…」




「うん、別にいいよ」



歩くことはそんなに苦じゃないのに、なんでそんな表情するんだろう…



…もしかして、気を遣ってるのかな。



「ねぇ、ノーマン…私、歩くことは苦じゃないよ」



「そうなの?今日は結構歩いてるから、疲れてないかなと思って…」



何せアメリアは箱入り娘だし…とノーマンは言う。



……確かに、屋敷にいた時はあまり動かなかったし….



でも、不思議と疲れないんだよね。



「私って意外と体力あるのかも」



思わず口に出すと、近くにいるノーマンはぶはっと噴き出す。



「人は…見かけよらず…みたいな?」




「もう!ノーマンもクラウスみたいに言わないで!」



クラウスに同じこと言ったら、絶対にノーマンと同じ反応するに違いない。

……それか、それ以上のタチの悪い反応するかのどちらかだ。