「これは…シアンさんに確認する必要あるね」
「…うん」
シアンさんに…ファリスさんが失踪する前に会っていたのか。
これを確認しなければ…
「ありがとうございます。おかげでいい情報をいただきました」
「….え、まさか彼女が…」
「まだそう決まっていません。ご協力ありがとうございました」
ノーマンは男に一礼して、私たちはこの場から去る。
ノーマンは通信機を取り出し操作する。
暫くして機械からクラウスの声が聞こえる。
『…なに?』
「クラウス…一つだけ確かめたいことがある」
ノーマンはさっきのことをクラウスに話す。
『……なるほどね。わかった、俺たちも向かうからシアン・ネイラーの家の近くで待機してて』
「了解」
クラウスと通信を終えたノーマンは私の方へ振り向き、申し訳なさそうな表情を浮かべる。


