捕えられた吸血鬼







「ノーマンが嫌っていうわけじゃない。むしろノーマンのこと好きだよ。いろんな事教えてくれるし」




「…ああ、そっちの好きね。それは光栄だな」



じゃ俺たちも出ようかとノーマンは席を立ち、私もノーマンのあとをついて行き、そのまま外に出る。




……あれ?



「…ノーマン、支払ったの?」



「え、ああ…うん。ちゃんと支払っているよ」




いつのまに…
まるで昨日のガリアみたいだ。



みんな支払う行動が早すぎる。
…それとも先に行ったクラウスたちが支払ったのかな….



「さてと…、ファリスさんの仕事場かぁ…ファリスさんは印刷会社に勤めていたのか」



ノーマンは通信機を操作しながら、ファリスさんについて調べる。



本当に便利な機械…



「場所は……ここから少し歩くけど…大丈夫だよね、アメリア」



「うん、大丈夫だよ」



歩くのは好き。
だって、街の中をじっくりと見渡せたりできるから。



特に、国境の越えたこの街は中々来ることはないし…



「じゃあ、行こうか」



ノーマンの言葉に私は頷き、ファリスさんが勤めていた職場へ向かう。