捕えられた吸血鬼







「だけど、今回だけだからな」




‘‘だけ”を強調するクラウス。
ノーマンは呆れ顔ではいはいと返事をする。




「じゃあ、何かあれば通信機で連絡だな」



ノーマンの言葉にクラウスは頷く。



「じゃ早速行こうか。捜査の制限は夜の10時まで。宿に集合な」



クラウスはそう言いながら立ち上がり、有頂天になっているコーネリアを連れて店を出て行った。



残された私とノーマン。




ノーマンは少し落ち込んでいる私を見て、申し訳なさそうに言葉を発する。




「ごめんね、アメリア。ペアが俺とで…」



「え?何でノーマンが謝るの?」



「だって俺とペアになってがっかりしてるでしょ?」



別にノーマンだからと落ち込んでいるわけじゃない。



クラウスとペアじゃないから……だよ。