「さっきも言ったけど、アメリアは人の言葉に影響されやすい」



「え?」



うん…確かに言われた。
でも…それが…?




とりあえず抜け出すことを止め、クラウスの言葉を待つ。




すると、クラウスから信じられない言葉を口にした。




「アメリアがなんで血が苦手なのか……それってさ、森の中に入った者たちの話が関係するんじゃない?」




ドクンっと心臓が大きく飛び跳ねる。



なんで…クラウスがそれを知ってるの…?



その話は小さい頃に男の子から聞いたんだよ。