捕えられた吸血鬼






「さーて、まずどこから撃ち抜こうか?特別にアメリアが決めてもいいよ」




そう言ってクラウスはくるくると拳銃を回すが、表情が無表情のまま。



決めていいって…

そんなの、決められるはずがない。



「早く決めてくれない?アメリアがお願いしたんでしょ?」



「……っ、むり…」



「何今更言ってんの?言ったでしょ、俺は途中でやめないって」



「だから…っ、クラウスが決めて…」



たとえ、痛ぶられても、苦しくても、最終的に始末してくれれば、私はそれでいいんだから。



「ふーん…あっそ」



クラウスは銃を私の脹脛の方へ移動させる。
そしてかちゃりという音が聞こえた。


くる…っ



目をギュッと瞑り、今からくる衝撃に備え、口元を噛み締める。



怖くない…
怖くない…


一瞬で…終わるんだから……っ