捕えられた吸血鬼







それから、クラウスは宿主に空いてる部屋がないか聞いて、一部屋空いてるということで、現金引き換えに鍵を借りる。




そして、部屋に入った途端に私はクラウスに背中を押され、ベッドの上に倒れる。



何をされるのか、内心ビクビクしながらクラウスを見上げると……





……なんと、説教の始まりだった。
しかも、クラウスは仁王立ちで。




「簡単に楽になれると思った?」





にこりと綺麗な笑みを浮かべるクラウス。
だけど、目は笑っていない。



久々のブラッククラウスだ。
最近はちょっとだけ優しかったのに。



「ら、楽に…なんて…」



ええ、思っていましたよ!
もう少しの辛抱とか言うし、どんなことするかわからないけど、処置もするって言ってた。




だから、わざわざここに移動したと思ったのに…