捕えられた吸血鬼








そしてー…




「アメリア!!」




聞き慣れた声で私は立ち止まり、恐る恐る後ろへ振り向く。



「…くら…う、す…」




なんで、クラウスがここにいるの?


なんで、私がここにいるってわかったの?



ノーマンは…?コーネリアは…?



頭の中は混乱していたけど、クラウスの顔を見た瞬間、安心したのか涙が溢れてきた。



クラウスは走って来たのか、乱れた息を整いながら私に近づく。



「…は…っ、ばっかじゃない?なんでいつも目を離した隙に発作起こしてんの?」



「わ、…わざとじゃ…ない、もん…」



んなことわかってるよ。とクラウスはポケットの中から何かを取り出す。




「お前、ブライアンさんから貰った薬は?効かなかった?」



「…….あ」



忘れてた。
完全に忘れてた。



クラウスは感じとったのか、ちっと舌打ちをする。