立ち上がろうとしたけど、再び我に返り、その場に止まる。
だから….っ、血なんて、いらないんだってば…っ!
なんでこんなに制御できなくなってきているの?
前はずっと我慢できたのに…
もしかして…最近、クラウスから(無理矢理)血を貰っていたから……?
だから、すぐに血を欲するの?
….…もし、そうだとしたら、クラウスのせいだ。
クラウスが(無理矢理)私に血をあげるから…
心の中でクラウスに文句を言う私。
そして我慢我慢…と自分に言い聞かせるように、蹲って縮こまる。
思い出すのよ、私……
あの‘‘興味津々で森に入った者たちの話”を。
だから、血なんて欲さないで。
路地裏の向こう側にいる人間なんて考えないで。
血は、いらない。


