捕えられた吸血鬼







コーネリアはすごく冷め切った瞳で私を睨みつける。



「卑劣なヴァンパイアが優しいとでも言いたいの?」



「……卑劣」



「なんでそんなにヴァンパイアの肩を持つのかしらないけど、ヴァンパイアなんて、ただ殺すことしか考えてないし、殺すことで快楽を得る化け物よ」




‘‘化け物”



コーネリアの言葉に、胸が突き刺さった。




「…そうだね。セーファス司令官とあいつ以外のヴァンパイアはみんな自分の欲求で次々と事件を起こしていた。逆に人間を助けたという話は聞いたことない」




コーネリアの話を便乗するかのようにノーマンも言葉を発した。



二人の話を聞いて言葉が出ない私にクラウスは私に近づき、耳元で呟く。




「アメリアみたいにお人好しなヴァンパイアは……いないんだよ」



クラウスはポンっと私の頭を置き、二人の元へ戻る。