捕えられた吸血鬼







「待って、ちゃんと払います」




私の分まで払ってもらう義理なんてないのに…
それに、私たち今日会ったばかりなんだよ!




ポケットの中から取り出そうとすると、その手をガリアに掴まれる。




「いいよ、アメリア。俺の奢り」



「で、でも…」



「じゃあ、また会ってくれると嬉しいな」




「え?」



「それだけで俺は充分だから」




じゃあね、アメリア。とガリアは私に手を振りながら宿から出て行った。



そういえばガリアってわざわざ宿のレストランに来るんだ…




不思議な人だな…




それにまた会ってくれたらっていうけど…会える….のかな?



一週間後には王都に帰るし…




うーん…と悩みだから私は自分の部屋へ向かう。




その時、影から私たちを見てる人物がいるなんて…全く気づけなかった。