捕えられた吸血鬼







えぇ…っと…誰?



「この席、いいかな?」


「あ、はい…」



空いてる席がないのかな…と思い、辺りをきょろきょろと見渡すがそういうわけでもないみたいだ。


じゃあ、なんで?


私の時みたいに案内する人もいないみたいだし…




「ごめんね、相席してもらっちゃって」




「……いえ」



「そんな警戒しないでよ、怪しい人じゃないから」



にこにこと微笑みながら、茶髪の男はメニュー表貸してと手を伸ばしてくる。



大人しくメニュー表を渡すと、茶髪の男はパラパラと捲りだす。




「おっ、新しいメニュー出てんじゃん。これにしよう」




は、早い…
渡してまだ1分も経ってないよ…



この人、もしかして常連さんなのかな?



じゃあ、この人に聞いた方がいいのかな……