捕えられた吸血鬼








「大人しくしてくれないかな…?」



「で、でも…席は立ってないよ!」



「これはこれで行儀が悪い」



クラウスは大きな欠伸を一つし、私を強制的に椅子に座らせる。



せっかくノーマンに聞こうと思ったのに…



「…で?」



「え?」



一人で不貞腐れていると、クラウスは頬杖ついて私を見据える。



「何か聞きたいこと、あったんでしょ?なに?」



「え…と…」



「ノーマンには聞けて、俺には聞けない内容なわけ?」



「そういうわけじゃないけど…」




クラウスに言ったところで、答えは返ってくるのかな…?

確かにノーマンが知ってるとは限らないし、本人に聞いた方がいいんだろうけど…



あのクラウスだよ……?




「ちゃんと答えてくれるの?」



「さぁ?どうだろうね。内容次第かな」



……じゃあ、だめ元で聞いてみよう。
だめなら、ノーマンに聞こう。