捕えられた吸血鬼






「でもさ…どうして、その子がいるのかな?」




ふんわりとした雰囲気からがらりと一変し、セーファス司令官から異常な威圧感が放たれる。



セーファス司令官と顔を合わせてもないのに、冷や汗が止まらない…

息苦しい…




クラウスの裾を掴んでいる手が震えていると、反対の手にクラウスがぎゅっと握ってくれる。




それだけで安心してしまう私…
なんて…単純なんだろう…




「そんなに威嚇するのやめてくれない?」



「別に威嚇なんてしてないよ。ただ気になっただけ」




だって、珍しいじゃん?クラウスと純血の吸血鬼が一緒にいるなんて。



セーファス司令官はそう言った。



やっぱり…この人は…