「珍しいね、クラウスが可愛い女の子を連れてくるなんて」
こんにちはと優しい笑みで私に挨拶をしてくれる。
他の人だったら、この人は優しい人なんだと思うかもしれない。
…でも、私には恐怖しかない。
初めて会ったから、そう感じるかもしれないけど。
私は、ペコっと一礼して、セーファス司令官から顔を逸らす。
「もしかして、この子人見知り?可愛いねー」
失礼な態度をとったのに、あまり気にしてないセーファス司令官は会議室の机に腰掛ける。
「いいの?部下の前でそこに座って」
「誰も見てないからいいよ」
「…だから、俺が見てるんだって」
細かいことは気にしないのーとセーファス司令官はくすくすと笑う。


