捕えられた吸血鬼







「ノーマン、話の前にさ…お茶出してよ。気が利かないんだから」



「はぁ!?それぐらい自分で出してよ!」




とか言いつつ、ノーマンは会議室の横にある小さな部屋へ行き、お茶を淹れてくる。



しかも私の分まで…



「…ノーマン、私の分までありがとう…」



「いいよ、女の子だし」



「本当、女には優しいよな。相変わらず女好き」



「クラウス、今は黙ってて」




ノーマンはそう言いながら、クラウスにお茶を渡す。




今まで聞いてきた"女好き"。
結局誰も教えてくれない。



今なら…聞いても答えてくれる?




「あ、アメリアは話が終わるまで黙ってて。一言でも発したら、撃つ」




私の考えがわかったのか、クラウスは笑顔で脅しをかけてきた。



今日で何回も聞いた脅し文句。



でも、もうあんな目に合いたくないから、大人しく黙っときます。