「それに、ブライアンさんから貰った発作を抑える薬もどれくらい持つのか観察できるし、俺の気が晴れるし、一石二鳥だよね?」
一石二鳥だよね?じゃない!
結局苦しい思いをするのは私なんだから!
ブライアンさんもそっか…と納得しないで!
「そ、そっちの薬は…今度で…」
「へぇ?口答えするんだ?」
ちょ…っ、怖い!
ギュッとブライアンさんの服を掴む。
すると、ブライアンさんは一旦息を吐き、片手をあげる。
「クラウス、拳銃を仕舞おうか。ここは研究所で大切な書類が山程あんだ。痛めつけるのは、家でもいいんじゃねぇか?」
ブライアンさん…助けてくれたんだ…
…と思ったけど、全然助けてくれてない!
「…そうだね。家の方がじっくりとできる」
そう言ってクラウスはニヤリと口角をあげ、拳銃を仕舞い、私の腕を掴む。
「じゃあ、ブライアンさん。今日は失礼します。また何かあれば、よろしくお願いします」
クラウスはブライアンさんに一言挨拶をし、来た時と同様にエレベーターに乗り込み、上へと移動する。
その間でもクラウスは私の腕を掴んだままで、逃げ出すことが不可能な状態。


