「まぁ、ノーマンは後で黙らせるとして…」
クラウスは懐から拳銃を取り出し、私に向ける。
「なーんで、直接俺に言わないかな?他人に聞いたって、拗れるだけでしょ?」
ね?アメリア?と私に問いかけるクラウスは冷ややかで獲物を狩る目をしていた。
これはヤバい。
命の危険を感じた私はさっとブライアンさんの後ろに隠れる。
「ちょ、嬢ちゃん!?俺を盾にするなよ!?」
「無理です!このままクラウスの前に出たら、確実に殺られます!」
さっきエレベーターで、イラっときたら、マジで撃つと言っていた。
まだここにいて、そんなに時間経ってないのに!
「人聞きの悪いなぁ…誰も殺したりはしないよ。ただ……痛めつけるだけで」
にこっと微笑むクラウス。
しかし、言葉はかなり物騒。
痛めつけるって…つまり、あの拷問に近いもの…でしょ?
“渇き”なんて…絶対に嫌だ。
血なんて、いらない。


