捕えられた吸血鬼







「俺とコーネリアが恋人同士?何それ、面白い話だね。なんで、そう思ったのかな?」



「な、なんでって…」



逃げたい。
ここから逃げ出したい。



クラウスが怖すぎて、ここから逃げたい




「なーに?怒らないから、言ってみなよ」



どの口が言うの!?
もう怒ってるじゃない!



「の、ノーマンが…」



「またノーマン……ね。それで?」



「クラウスはコーネリアさんのこと…特別って言ってたから…」



「うん」



「…本では、恋人同士は男女が互いのことを特別に想う…って載ってたから。ノーマンも否定しなかったし…」



「…なるほどねぇ。ノーマンにも原因があるわけ、だ」



思っていたことを全部話したのに、未だにクラウスはにこにこと笑顔を作ったままだった。




な、なんで…!?