捕えられた吸血鬼






「まぁ、とりあえず物は試しだ」



飲んでみろとブライアンさんに言われる。


本当に…この薬で、そんなことできるのだろうか。



そう考え、飲むのに躊躇っていると、クラウスはにっこりと笑みを浮かべる。



「え、なに?飲めないの?なんなら、無理矢理飲ませるよ」



「の、飲みます!」



クラウスの無理矢理は怖いから、嫌だ。



私は意を決して、薬を口に含み水を飲む。



「クラウスは相変わらずSだな」


「褒め言葉として、受け取っておきます」


苦笑いのブライアンさんにかなりいい顔のクラウス。



薬を飲んだ私は体に異変が起きないか、暫くじっとしていたけど…



何にも変わらなくない?


やっぱり…私には効果出ないんだ…



そう思っていたけど、クラウスはにやりと笑う。



「純血でも…効果はあるみたいですね」



「はぁー…よかった。じゃあ後は時間だな」


効果があった…?
私にはわからないけど…



「まぁ、後は家で調べますよ」



「よろしく頼む。わかったら、報告してくれよ。貴重なことだから」



「通信機でします」