捕えられた吸血鬼






「純血って言ったって、あんまり他のヴァンパイアと変わらねぇな」



「それは、ブライアンさんが人間だからでしょ?」



この人…人間なんだ。
だから…私のことをバラしても大丈夫…みたいな感じかな。



「だけど、ヴァンパイアにとってはわかるんだろ?嬢ちゃんが純血だって」



嬢ちゃんって…私のことだろうか…



「まぁね。だから、帽子を被ってれば…まぁいいかなって…ちょっと気休め程度だけど」



クラウスが家で少しは抑えられるっていうのは…そういうことだったんだ。



「へーなるほど」



ふむふむと頷く男性。
そして、私に手を差し出してくる。




「自己紹介が遅れたな。俺はブライアン・カートライト。この通りただのおっさんだ。よろしくな、嬢ちゃん」



「あ、アメリアっていいます!よろしくお願いします」



私も慌てて自己紹介をし、ブライアンさんと握手を交わす。