捕えられた吸血鬼







そこで、あれ…?と思った。


あの人たちが着ている黒い服。


あれって…クラウスと色違い…
それに…本にも載ってあった…



「まさか…クラウス、ここって…」



「やっと気づいた?」



にやりと笑うクラウスに私はだんだんと青ざめていく。



だからクラウスはあんなこと言ったんだ。
私が絶対に行かない場所だって。


…それに、私だけじゃない。
私以外の吸血鬼だって…誰も好き好んで来る場所じゃない。



ここ…警察本拠地には…誰も…



「なんで…ここに…?」



吸血鬼がここに近寄らない理由は、吸血鬼討伐隊の存在があるから。



クラウスやノーマンだけじゃない。
それ以外にも吸血鬼討伐隊はいる。



「ちょっと用があってね」



その用とは…一体何の用だろうか?


そして、それは…私がここに来ないといけない理由があるのだろうか。