捕えられた吸血鬼








それからどれくらい歩いたのだろうか。



街からちょっと離れた場所にある大きな建物。


目の前には大きい門が待ち構え、周りは高い壁で囲まれている。
そして門の向こう側には大きい建物がいくつもある。



「ちょっとアメリアはそこにいて」



クラウスは私にそう言って、門に立っている人のところに行く。



そして何かを見せた後、門が開き、クラウスは私を手招きをして、一緒に門をくぐり抜け敷地内へ入る。



「うわぁ…」



外から見た時も凄かったけど、間近で見るともっと迫力が凄い。



「クラウス、ここどこ?迫力がすごいよ!」



「まだ気づいてなかったんだ。本を読み漁ってるアメリアならもう気づいているのかと思った」



「え?」


「あれに見覚えない?」



クラウスが指差す方向を見れば、そこには黒い服を着た人が何人かいる。



人…には見覚えない。
じゃあ何が…?