「お願い、クラウス!私も連れて行ってほしい!」
「じゃあ、ちゃんとおねだりして?」
「……え、」
おねだり…?
何だか前にもあった気がする…
確か…名前を聞く時に…
「おねだりって…今のじゃダメなの?」
「ダメだね。もっと可愛く言えたら、考えてあげる」
クラウスは新聞を畳んで机に置き、その横に置いてあったコンパクトな機械を取る。
それは前にクラウスがベールについて調べていた時に使っていた物。
通信機、だとクラウスから教えてもらった。
離れていても会話ができるし、最近では対象者の情報を調べることができるらしい。
それって、かなり凄い機械ということでしょ?


