捕えられた吸血鬼








クラウスに一通りの説明をした。



クラウスは足を組み、最後まで説明を聞いた後、俺の方へ睨みつかせる。



「マジで余計なこと、してくれたよね?」


「だから悪かったって!まさかこんな展開になるとは思わなかったんだからさ」




ちっと舌打ちをするクラウス。


そして、クラウスは腰を上げリビングから出て行った。




……もしかして、イジメにいったわけじゃないよな。



アメリアはヴァンパイアだけど、女の子だし、女の子に酷いことはしないー…






いや、するよな。あいつ。
女の子でも容赦なし。




……アメリア、ご無事で。


ただ、俺はアメリアの無事を祈るしかなかった。





*ノーマンsideEND