捕えられた吸血鬼








アメリアは顔を上げてクラウスの言葉を否定する。



そんなアメリアの表情は、泣きそうだった。



そしてアメリアはすくっと立ち上がり、リビングから出て行く。


きっと、部屋に戻ったんだろう。




「なに急にイジけたわけ?意味わかんねぇ」



はぁ…と溜息を吐くクラウス。


確かにクラウスはこれまでの過程を知らない。

アメリアがやる気を出した主旨さえわからないんだ。



そう思ってると、アメリアが可哀想になってきた。




「まぁまぁ、クラウス。説明するからさ」


「説明?何の?」



「今日のこと」



「どうせ、ノーマンが余計なこと言ったんだろ?」



「いいから、俺の話を聞け!」



とりあえず不機嫌MAXなクラウスをソファーに座らせる。



急に攻撃的になってもらったら、困るの俺だし。
被害にあうのも、俺。