捕えられた吸血鬼








「そ、それには、理由があるの!」



「へぇ、何の?」



「その…私、初めて挑戦したの!」



「何の?」



「それは…」




あまりのクラウスの受け答えに、アメリアは俺に助けを求める。



何だか俺って…アメリアにとって、救世主になってるよな?



ヴァンパイアにとって、俺たちは救世主ではなく、悪魔みたいな存在なんだけどね。



だけど、ここではそんな常識は通用しない。


…いや、世間知らずのアメリアだから、かな。




「実はね、アメリア……速攻バレちゃった」



「……え、バレちゃった…の?」



アメリアに素直に白状すると、アメリアは落胆し、ソファーの上で蹲る。



そんなアメリアにクラウスははぁ…と溜息を吐く。




「何を企んでたかは知らないけど、そんなに落胆すること?もしかして、毒でも入れてたわけ?」



「そんなんじゃないもん!」