その時に横で動く気配がした。
そちらに視線を向ければ、アメリアがむくっと起きて、トロンとした目でこちらを見ている。
俺たちの会話で目が覚めてしまったのだろう。
「………クラウス?」
「なんでそこで寝てんの?いつからそのソファーはアメリアの寝床になったんだっけ?」
「え、っ!?あ、クラウス!?」
アメリアはやっと脳が覚醒したのか、クラウスの姿に驚いていたが、徐々に表情が青ざめていく。
まぁ…仕方ないよね。
何せ、クラウスの怒りの矛先が俺からアメリアに移っちゃったし。
っていうか、それ以前にこいつらは“おかえり”や“ただいま”の挨拶はないのかよ。


