捕えられた吸血鬼








「なんでいんの?もう深夜だけど」



「アメリアとテレビ観てたら、こんな時間になっちゃって」




まぁ、それだけじゃないんだけどね。


心の中でそう付け加え、クラウスはこっちに近づいて来る。



「お前、こっちが仕事中なのに大好きな女の子と楽しめていいよね」




にっこりと笑みを浮かべてくるクラウス。

うわぁ…かなり不機嫌。
目なんて笑ってないし。




「…っていうか、なんでアメリアがここで寝てんの?」




クラウスはアメリアの存在に気づき、俺を睨みつける。



いやいや、なんで俺が怒られんの!?



「そ、そういや、今日帰ってくるのが遅かったな…」




話を変えるために、思っていたことをクラウスに聞いてみる。



すると、クラウスはちっと舌打ちをする。



「ああ、雑用押し付けられた」



不機嫌だったのは、それか。