捕えられた吸血鬼








ノーマンから野菜の切り方を教えてもらって、何とか野菜全部切り終えることができた。




それからノーマンに味つけなどを教えてもらいながら、やっとのことでクリームシチューを完成させることが出来た。



最後の方ではノーマンは疲れ切った顔をしていたけど…



なんか…ごめんなさい…



「お疲れ、アメリア」



ノーマンは笑みを浮かべながら、私の頭を撫でてくれる。




「お…お疲れ様です…」




一番ノーマンが疲れているはずなのに…
それでもこうして私に優しくしてくれるノーマンに私は嬉しくなった。




「後はクラウスを待つだけだな。…しかし…まだまだ帰って来る時間じゃないね」



ノーマンは壁に掛けている時計を見て言う。



料理するのにだいぶ時間が掛かったけど、クラウスはまだ帰って来ないんだ…




「…あれ?そういえばノーマンは仕事いいの?」



それはふと疑問に思ったこと。
だって、クラウスが外に出てから随分と時間が経った。



なのに、ノーマンはずっと私に料理を教えてくれた。