少し経った後、ノーマンがリビングに帰ってきた。
「アメリア、今の音がチャイムって言って、誰かが訪問きたと知らせる音だよ」
「…そう、なの…?」
だからコーネリアは怒ってたの?
クラウスが無音にしていたから、当然そのチャイムの音は聞こえないから、誰かが訪問したってわからない。
でも…ノーマンもコーネリアも普通に家に入ってきたよね…?
「クラウスは夜以外は鍵開けっ放しだから、普通に家に入れるんだよね。そのうち襲われたって文句ないよ」
ノーマンは私が考えていたことがわかったのか、的確な答えを言ってくれた。
するとクラウスはノーマンの言葉に楽しそうに顔を歪めた。
「そっちの方が面白い。返り討ちが出来るからね」
「なんでそんな自信家なの?」
クラウスとノーマンの言い合いが繰り広がっているが、私はまだあのチャイム音が頭の中で響いている。
この音はいつ消えてくれるのか…
「あ…そうだった。この王都の家のチャイムは特別なんだよね」
ノーマンは思い出したかのように、再び私の目の前に座る。


