捕えられた吸血鬼









ノーマン。と呼ぶと、彼は嬉しそうになあに?と私の前の椅子に座る。




「…チャイムって…なに?」




その質問にノーマン……だけではなく、ここにいる者全員が呆然とする。




そしてクラウスははぁ…とため息を吐く。



「これだから…世間知らずは…」



「む…っ、私はノーマンに聞いたの…」




ぷいっと顔を反らすと、クラウスは更に邪悪な雰囲気を出す。



ノーマンはまぁまぁ…とクラウスに宥める。



「アメリア、チャイムの音聞いてみる?」



「音とかあるの?」




「ちょっと鳴らしてくるから、待ってて」



ノーマンは席を立つと、コーネリアに音量を半分ぐらいにと指示し、クラウスに視線を送った後、リビングから出て行った。




「アメリア、嫌な思いをしても自然でいて」



クラウスは私に近づき、コーネリアには聞こえないくらいの小さな声で私に言う。


嫌な思い…?



なんで?と思ったけど、理由はすぐにわかった。



急に室内がビーっと音が鳴り響き、その中にキーンと嫌な音が聞こえてきた。



頭に響く嫌な音。
クラウスが言ってたのは…こういうこと…?