「そんな能力があるからお前達なんだ。」

そう言う事か…。
クラブのほうに目をやると、納得いかない顔をしている。
なんか言いたいんだろう…。怖くて言えないのか?

「とにかくそんなもんだ。」

あれ?ちょっと待って、今日は自己紹介だけを聞きに来ただけなの?!


「で、今日は何をするの?エース?」

同じことを考えてたらしく、ハートが聞いてきた。


「あ、そうだ。今日は1年生初の仕事で2年生が教えるという事だった。」

え?!仕事?!う、嘘!何するの?!

「はぁ?!マジで?!w」

キングが爆笑している。なんで?

「え、ハートとかダイヤって教えるって感じしねぇんだけどw
大丈夫なの?w」

あぁ。そういう事なんだ。それで笑ってたのか。

うわぁ。ハートもの凄いこっち睨んでる…。
ダイヤはキング睨んでるし。

「まぁ、仲間なんだからいいだろう。
宜しく頼むぞ。ダイヤ、ハート。」

間を空けて、ダイヤとハートは息を揃えて、


「はい…。」

と小さく返事をした。