「おい!携帯よこせ。」
「ぬっ?!」
「ぬっ?!じゃねーよ。携帯よこせって言ってんだよ!耳腐ってんじゃねーのか?」
カッチーン
腐ってるですって?毎日見耳掃除してるからね!
なんなら見せてあげようかしら!
てかなんで携帯?
「速くよこせよ。ケータイ!学校迎えに行く時間分かんねーだろが。」
あぁ。そう言う事か。
「はい。どうぞ。」
私は自分の白と黄緑のカバーを付けている
iPhoneを目の前にいるりんごみたいな髪色をしてる男にわたした。
慣れた手つきで進める男。
指、綺麗だなー。
「ほいっ!」
「ありがとうございます」
っじゃぬわぁーーい!!!なにすんなり連絡先交換してんのよ!
指、キレー。じゃねーよ。
不良と繋がってるってバレたらやばいじゃん!

