「トシ!あれはどういうことだ!」
「近藤さん…」
つばさと新見が試合をするということで稽古場には幹部の全員と隊士たちが集まっていた。
「危なくなると思ったらとめにはいる」
「だが…」
「近藤さん、僕も一くんももしもの場合は行きますから様子をみてみましょうよ?それに、つばさは僕に勝つと言いましたし」
「総司…」
総司は余程つばさ君を信じているんだな 。
近藤は総司のつばさを見つめる瞳に驚きを感じつつ嬉しさが勝りこの試合を心配だが見守ることにした。
他の幹部たちも口々に大丈夫なのか…と囁きあっていたがもしもの場合は自分達も助けにはいろうと決め見守ることにした。
「土方の親戚なだけあって、随分強気だな」
芹沢はそんな幹部たちを少し見たあと土方に視線を向けた
「……何が言いたいんです?」
「いや、かわった娘よの…」
今日会ったばかりなのに何故か何かを変えてくれると思わされる…。
高橋つばさ…不思議な娘じゃ。
芹沢は目をゆっくり閉じ、そして目をあけ
「二人とも、準備はいいか?」
「「はいっ!/あぁ」」
「では…
始めっ!」


