片耳の聞こえない少女と新撰組





「ちっ…。
出直すか…」

「……でも土方さん。
私めっちゃ見られてます。ものすごい勢いで睨まれてます…!!」




「……そりゃぁ投げたしな…」
「……おぅふ…」




土方さんと稽古場の前で声を潜めて話をしていた。




いや、だって!
芹沢さんと新見さんが隊士たちに稽古してるなんて、誰が想像するんだよぉ!!てか、睨まないでよ!!





「……目ぇそらせばいいだろ」
「そらしたらなんか負けた気がします」
「……そうか…」




稽古場についたけど芹沢はんと新見が隊士たちに稽古をしてて入るにはいれなかった。

そして何故か来たときから新見に睨まれていたわたしは睨みかえしていた。




負けるもん…「なにしてるのー?」

…「かぁぁー…っ?!」



「あはは…!!つばさ、なにそれー」




お腹を抱え笑う沖田が目の前に現れた!!

選択は…



闘う!!


「沖田ぁぁあ!!覚悟ぉぉおお!!」

目の前にいた沖田さんの顔面を狙って拳をふろうとすると笑顔でかわされた。



「危ないなぁー。それと…口が悪いよ?」
「いてっ…!?」


でこぴん、だと!?

額をおさえ沖田さんを睨んだ。