ーーー…
ピクッー…
「これだから女は嫌いなんだよ……?」
「あぁ?」
あぁー、もうっ!!
「どいつもこいつも女女女うっせんだよ!
てぃやぁー!」
わたしは新見の腕を掴むと背負い投げをした。
(((なにしてんだぁぁあ!!!!)))
その場にいた隊士たちと土方が心のなかで叫ぶがつばさに通じるわけがなかった…。
「錦鯉は鴨に食べられちゃえってんですよ!」
(((……)))
頭を抱え込む隊士たちと土方がいた。
「ほぉ、男を背負い投げとはやるなお主。
新見そろそろ立て、いくぞ」
芹沢さんはなんでか私の頭を一撫でして投げられたことが理解できずそのままだった新見に声をかけて屯所の中に入っていった。
「てめぇ…覚えてろ」
新見は睨むと芹沢のあとについていった。
ふんっ。
金魚のふんみたいな奴のセリフなんて覚えてるかっての!
ー……でも、芹沢さんの手暖かった…。
だから…だから守るよ。
誰かわからないけど、叶えてほしいこと叶えてあげる。
芹沢さんたちの背中を見つめ、気持ちを再度固める。
いきなり後ろに引っ張られ対応出来ず後ろに身体が傾きー……
ー…グイッ…
「てめぇは……なにしてんだぁぁあ!!!!」
「っ、にゃぁぁぁぁああ!!!!?????」