(朝餉を食べ終えて少しした頃の話)



僕、沖田総司は今不思議な…
未来からきたって言う子に悩まされてます。




それは…


「斎藤さーーん!巡察いくです!」

「高橋、お前は巡察にはいけないぞ?」



「……くっ…ノリでつれていってくれるかと思ったのに…!!」

「副長から許可がおりたらな…」

「はーーい…」



朝の騒動から巡察にいく時間になった今、沖田率いる一番隊と斎藤率いる三番隊が門の前に集合しつばさは見送りにきていた。


なんか、モヤモヤする…
もう…一くんなんで頭撫でてるの!!つばさも気持ち良さそうに撫でられてさ…なんなの!!



「ほら、もう時間だからいくよ」

そっけなく言う僕の声に一君とつばさは顔を見合わせ首をかしげた。



「沖田さん、なんか不機嫌です?」

「……別に」


「そうですか…?
あっ、帰ってきたら土方さんで遊びましょうね沖田さん!」




にひひっ…と悪い顔をしながら笑いかけるつばさ。


 
その姿みてさっきまでのモヤモヤが消え不思議に思いながらも

「いいね、土方さんで遊ぼうか」




つばさと同じような顔をし二人で土方さんを弄る話をしている姿にため息をつく一君。

「いい加減、そろそろいくぞ」

「ん、じゃあいこっか」


 
隊士たちを率いて門から出ていこうとした。



「沖田さんに一番隊の皆さん、斎藤さんに三番隊の皆さん、気を付けて行ってらっしゃいでーーす!!」


「「「いってきます!/いってくるよ/いってくる」」」





みんなそれぞれつばさのに振り返り言葉を返し巡察に向かった