「えーと…。
土方さんの遠い親戚で今日から訳ありでしばらくここでお世話になる、高橋つばさです。
よろしくお願いします」
その晩に居間で食事をするために集まった隊士たちにわたしのことを紹介することになった。
「というわけだ!
皆仲良くしてあげてくれ」
近藤は笑顔で隊士たちに言葉をかける。
「ついでに斎藤の小姓兼女中として置く」
あのあと誰かの小姓につけるという案がでた。
土方さんの傍に置くのはわたしも土方さんを断も固拒否をみせ中止。
沖田さんは自分の小姓にしたいと言ったが土方さんが下らねぇことしそうだがらダメだと拒否り、悩みに悩み真面目な斎藤の小姓になった。
斎藤さんとまだ1回もしゃべったことないんだけどなぁ…大丈夫かなわたし…
少し心配になるわたしを他所に隊士たちは困惑しざわついていた。
……
「やっぱり納得できないよねぇ…」
土方さんはボソッと呟いたわたしに目線をやったかと思うとすぐ隊士たちに向かって
「文句あんのか!?
ねーなら、この話はしめぇだ!!」
怒鳴るように隊士さんたちに土方さんは言い放った。
それに、
この場にいた隊士たち怯え口を紡いだ。