あれから無事?無事なのか?
疑問に思いながらも与えられた部屋に一人体育館座りで考えこんだ。




『覚悟決める時間がほしいなら、僕はいない方がいいでしょ?一応監査役だから外にはいるから、なにかあったら呼んで?』
と沖田さんは部屋には入らなかった。




うん、
沖田さんありがとう……。

ふわりと笑って目を瞑って考えた。






覚悟…私は帰りたい。
でも、帰れるまではここにいないとダメ…。それじゃ、ここの時代の人々に関わってしまう…

そしたらきっと私は…
歴史を変えてしまう。

でもそれは…罪だ……。


この時代で死ぬはずだったら人が生きてたら、この時代でいきるはずだった人が死んでしまったら……そしたら、未来で存在してた人が存在しなかったことになるかもしれない、存在するはずのなかった人が存在するかもしれない…それはとっても大きな罪だと思う…




でも…


「……私の罪をさばいてくれる人はいない…」


例え、
未来が変わってもそれを訴える人はいない。
だって、彼らにとってそれは“今あるものが当たり前”なのだから…変わったなんてわからない。

わかるのはわたしただ一人。
勿論この時代においても、この時代の流れを知っているのはわたしだけ、死ぬはずだった人を生きさせたところで誰にもわからないのだからー…