片耳の聞こえない少女と新撰組




「……」

畳とこんにちはをしたままピクリとも動かなくなったわたしに、沖田さんは…

「てい…」

「い、やぁぁぁああ……!!」



「あははっ…!!
てい…!」
「や、やめろぉぉお!!お、おにっ!!」

「へぇ~、口が悪いよ?」

「ぎゃーっ!!ご、ごめんなさい!許して下さぃい!!」



近づき足をつついてきた!!



わたしの叫び声、断末魔はまた復活し、それを悪魔のような笑みを浮かべつつき始める沖田さん。



私はもうほぼ涙目状態だよ!!






「うるせぇえ!!」
「うるせぇよ!助けろや、ハゲろや、こんちくしょ…ぅぇえぁあ!!」



しばらく皆は沖田さんとわたしをを微笑ましくみていた。
(いや、助けてよ!!)


あまりの煩さに
青筋をたてた土方さんが叫んだ。


それに涙目でキレぎみに訴えたわたしに
ブチッとキレた土方さんは………、

わたしの足を踏んだ。


沖田さんみたいにつついたんじゃなくて、
踏んだ。











結果、


(うるさい…)