「総司、てめぇがこいつの監視につけ」
「「え…?」」
土方さんの言葉に反応したのは、
名前を呼ばれた沖田さんとわたしだった。
「なんで、キミが反応するの…」
はっ!
「いや、だって…
ねぇ…?」
と、目をそらしながら言うわたしに少し不機嫌な表情をする沖田さん。
「おら、もう話はしめぇだ!
ささっと部屋に連れてけ!」
「相変わらず土方さんは口が悪いなぁ……
あぁー…僕は沖田総司。さっ、キミも部屋案内するから立って」
「……キミじゃない、私は高橋つばさです。」
「じゃあ、つばさ…いくよ。」
……。
一向に立つ気配のないわたしに沖田さんはイラついた雰囲気を出してる。
でも今は無理!!
い、今立ったら、確実に畳さんと、こんにちはする…!!
あれからずっと正座してたから足がしびれたんだよ!!!
「もう…ほら、いくよ…!」
しびれを切らした沖田さんがわたしの腕を捕み無理矢理立たせた。
!?
「っ…ふぎゃぁぁぁあ!
…ふべしっ!!??」
沖田さんによって腕を引っ張られて、膝立ちになったわたしはしびれが思わず叫んだ。
その声に沖田さんは思わず手を離したため、予想通り畳とこんにちはをした。
(((しびれてたのか…)))
この場にいた全員が呆れていた。


