「俺じゃあかん?俺、杏が好きや」 「きゃぁ?!」 気づくと私はりょうの腕の中。 「はなしー」 「杏…?」 この声…お兄ちゃん?! りょうの背中の後ろにはお兄ちゃんが驚いた顔で立っていた。 「お…兄ちゃん」