秘密*恋

「おう。いいぞ」



「わぁぁ!誰もいない…静か…」

ー私達がやって来たのは誰もいない港ー
「まぁ、座れや」

「はい!」

ぶお~んと船の音だけが静かに響いている。

「先生…。驚かないでくださいね」

おう。と真面目に返事をした先生に私はお兄ちゃんと短い間だったけど付き合っていた事、突然別れを切り出された事をしゃべったー…

「う‥ひっく」

私ったらまた涙が…
しゃべっている間中先生は頭を撫でていてくれた。

「……杏…」