「んー。まぁさっきよりは」 「そっかぁ。あ、スープつくってるから少し食べて。 食べたほうが治りも早いよ。」 「まーた、お前のまずいご飯くわなきゃなんねぇのかよ。 卵焼きげきまずだったし」 嘘。ほんとはすげぇうまかった。 綾子はほかの女みたいに甘ったるい声で話さないで 俺をつっけどんに扱ってくるのが少し悔しくて 気が付いたらこんな憎まれ口をたたいてしまう。 俺、女みてぇじゃん。 心の中で自分で突っ込みをいれる 「もう!そーれーは、食べてからにしてよ。 ほら!」