「生意気すきるんじゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!ぼけぇ!」




「なによ!桜子そんな大きな声出して!」




「へ!?」



周りを見るとみんなが口を唖然とあけてこっちを見ている。



………?


もしかして今ここの中で叫んだつもりなんだけど…?




「聞こえてた…?」


「えぇ。とてもとても大きな声でね?」



呆れ顔で千夏が答えると同時に




5限目開始のチャイムが鳴り響く。




顔が真っ赤になるのがわかりながら私は席に着いた。





家に帰るとはちゃめちゃなことになっているとは知らずに。