思いきり叫んでから食堂に入ると、すでに友美が座っていた。 「あ。詩音。遅いわよ。早く座って」 すでに紳士の仮面を被った叶亜に騙されている友美が、叶亜の隣の椅子に座るよう促した。 抵抗はあったが、おとなしく椅子に座る詩音。 「みんな、お揃いか。」 杖をつきながらそう言って、食堂へ入ってきたのはパジャマ姿の50代程の男性だった。 どこか威厳に満ちた瞳。 彼が入ってきた途端、食堂の空気が一変した。